#3REPORT

「"魅せる"プレーとは一生懸命にやる事。」

text by :hidehiko yuasa
photo by :makiko yamanishi

選手写真
vol.1
柏倉秀徳 (筑波大学)
筑波大学 No4 キャプテン
バスケットの名門宮城県立仙台高校から筑波大学に入学。
ジュニアや2001年ヤングメン世界選手権大会などで全日本代表に選ばれる。
現在の大学界を代表するポイントガードである。
  • インタビュー
  • 一問一答

リーグ戦のさなか、彼の話を聞くことができた。待ち合わせ場所で彼を待っていると、コートの上で見せるあの精悍な顔つきの彼とは違う普通の大学生の彼がやってきた。取材場所の喫茶店に入って一言。「なんか芸能人みたいすね。」

彼がバスケを始めたきっかけ。スタート地点。そこから聞くことにした。

柏倉 「兄が、ミニバスをやっていてそれをみて小学二年の時、影響されて始めました。当時やっていたのはファンダメンタルな部分がほとんどでした。ディフェンスやフットワークなどです。ドリブルの基礎。ハンドリング。パス、基本的の練習です。シュートはあまり上手いとは思ってなかったです。練習の前に雑巾がけをやったりとかもしましたよ。」
リアル 「ポジションは?」
柏倉 「ガードです。」
リアル 「中学では?」
柏倉 「中学はミニバスの延長みたいのものでした。負けず嫌いというか。負けたくない事。我慢することとか・・・を学びました。当時から、アシストが好きでした。」
彼は、小学校、中学校と彼は全国の舞台に立ったことはない。
中学の時に故郷、宮城県で県を制し、東北大会で三位になったのが最高である。
そして、彼は全国屈指の高校である地元仙台高校に進学する。
リアル 「仙台高校について聞かせてください。」
柏倉 「仙台高校は今の僕の原点でもあるような気がします。心技体っていう言葉があるのですが全ての面において、バスケット選手としても成長した場所ですね。」
「仙台高校を選んだ理由ってのは中学のときに全国大会に行けなかったっていうのがあると思います。ちょうどそのときに仙台高校がウインターカップ準優勝したので。全国でやりたかったんです。」
柏倉秀徳選手写真
リアル リアル:「仙台高校の練習は?」
柏倉 「とにかく、細かいって言う点ですかね。みんなが全国で優勝したいて言う気持ちで練習中も常に張り詰めた雰囲気でやってました。その中でやれたのが大きいと思います。とにかくがむしゃらでした。二個上の先輩にガードのポジションですごい先輩がいましたので練習中の時からマッチアップしてもらったりとかしました。」
「僕が高校二年生のときに練習試合をすごくやりました。新チームになって正月から県の高校総体がある六ヶ月ぐらいの間に100試合ぐらいやりましたよ。ちょうどその時うちは史上最弱って呼ばれていて危機感があったんだと思います。けれどその年に結果が残せたのは大きかったです。」
リアル 「練習量は?」
柏倉 「朝・昼・夜とありました。昼ごはんは2限と3限の間の10分ぐらいの間で食べてましたよ。それが当たり前でした。僕が入学する前からそうっだったみたいですし。あと自主練の時間は一対一とかですかね。先輩とか後輩とかとやってましたね。あとウェイトとか。」
リアル 「一年中練習だったの?」
柏倉 「水曜日は休みでしたよ。」
リアル 「能代工業の存在はどうだったんですか?」
柏倉 「一年のウインターカップのとき、能代工業と当たって、自分のミスから流れが変わって負けてしまったんです。そこですね。僕の転機というかは。一番、伸びた時期ですね。」
「その後の練習ではその思いやら、先輩に迷惑かけたやらでいっぱいでした。」
「能代工業は東北大会でもあたるし全国の壁みたいなものでした。特別な存在でした。」
リアル 「当時能代工業の田臥君はどんな人だったのですか?」
柏倉 「まじめでやさしい・いい人です。謙虚な姿勢でしたね。そういう所は学ばなきゃいけなっかた点でしたし。」
リアル 「彼の華麗なパスについてはどう思う?」
柏倉 「彼は、あれが普通なんじゃないですかねえ。ああいう感覚でやってるんですよ。僕は堅実にやることがプレースタイルですし、一生懸命やることそれが僕にとっての魅せるプレーです。僕はミスをしないことが大切じゃないんですかねえ。」
リアル 「仙台高校時代をまとめるとどんな言葉で表現できますか?」
柏倉 「高校生らしさですかね。どこの学校よりもバスケに対する真面目に取り組む姿勢ですか。今の大学でのバスケでもプレーに対する姿勢は変わりません」
リアル 「当時どんな選手になりたいってのはありました?」
柏倉 「そうですね。あまり派手なプレーをするのではなくて、記録に残らないルーズボールとか、大事なプレーを影でって感じで。堅実なミスをしないプレーってのが僕のプレースタイルだと思いますし。やっぱりガードがミスしちゃうとゲームをつまんなくしちゃうし。ほかの4人もつまんないじゃないですか。ボールもらう前に僕がボール取られちゃったら。」
「NBAで言ったら『ジョン・ストックトン』が好きです。97年のファイナルとかビデオで見てました。ピックアンドロールとかよく見てました。自分だったらああやるなとか思いながら。」
高校時代を仙台高校で過ごし、彼は筑波大学という大学を選んだ。
柏倉秀徳選手写真
リアル 「筑波大学を選んだ理由はなんですか?」
柏倉 「そうですね。教員になりたいってことですかね。」
リアル 「実際に入ってみてどうでした?」
柏倉 「正直、高校の時のほうが練習はきつかったし、大学のほうが楽だったんで、その部分で心配はありました。けど逆に自分自身がやらなければという気持ちにはなりました。そういった意味で自分で考えながらやってきました。」
そして昨年、埼玉県で行われた21歳以下のバスケットの世界選手権、
ヤングメンの代表に日本のキャプテンとして選ばれることになる。
リアル 「昨年、ヤングメン日本代表での経験はどうでしたか?」
柏倉 「日本はスピード面とかは世界に通用すると思うんですよ。けど最終的にシュートが入らなかったり、あと全体的に見れば、もし前半とかでいい試合をしても体力の差が後半になってボディーブローのように効いてきて後半バテちゃうんです。まあこれは何年も前から言われていることだと思うんですけど。外からだけでは駄目なんだってことも感じました。」
リアル 「自分のプレー面では?」
柏倉 「速攻の時のワンパスとかは通用するかなと思いました。そういった面は自分にとって自信にもなったんですけど。あとは、、やっぱり得点力ですかね。自分はシュート力をつけないとこれからやっていけないなとは感じました。」
リアル 「日本のバスケが一番足りない点は何だと思いますか?」
柏倉 「うーん。。。リバウンドですかね。やっぱりリバウンドを取れると。取れなくても、はじいたりしてガードとかフォワードとかが取れれば違うと思いますよ。あとは正確なシュート力ですか。」
リアル 「大学卒業後の進路は?」
柏倉 「まだ決まっていません。。けれど最終的には指導者の道を考えています。大学卒業後は今の時点ではプレイヤーとしてやっていくつもりです。プレイヤーでやるからには日本代表でやってみたいですね。」
リアル 「夢はなんですか?」
柏倉 「オリンピックですね。NBAも夢です」
リアル 「指導者としては?」
柏倉 「いろんな先生の良いところを吸収して行きたいですね。指導者になったときに伝えたいことはやっぱり気持ちでプレーする事とか、あとは厳しさの中にも楽しさがあるって所ですか。バスケは楽しんで欲しいですね。やっぱ練習のときでも表情ひとつ変えないでやるよりは、少し笑いながらとか、コミュニケーションですかね。高校の時はそういう事は余りなかったんですけど、やっぱり相手が何を考えているとか、自分が何を伝えたいか言わなければ、わからないですからね。今大学ではビデオを見たりして、疑問に思ったことはその場で解決するようにしてます。問題をそのまま放置しないってことがやっぱり重要だと思います。」
リアル 「残り少ない大学生活は?」
柏倉 「今はリーグのことで頭がいっぱいです。ひとつひとつ勝って、ベストを尽くす。それしかないですかね。去年二部にいて僕たちはチャレンジャーなので倒せばいいだけですよ。あとはインカレで優勝。あとオールジャパンでJBLのチームを倒したいですね。今の筑波大調子いいのは、コミュニケーションが取れていますし、あとはまとまり感ですか。6番目7番目に出てくる選手とか、あまり試合に出られない選手とかが、自分は何をしなければいけないかわかってるんですね。役割分担ですか。それです。」
リアル 「じゃあ最後にこれからはどんなプランで」
柏倉 「とりあえずはプレイヤーでオリンピックに出だいすね。全日本のメンバーに選ばれるようにベストを尽くしたいし、一生懸命やるだけです。上に行っても自分のプレーは変わらないし。やるだけやって結果はおのずとついてくるのだと思いますし。全日本に絶対に入れる自身ってのは正直ないです。保障は無いじゃないですか。入れるだろうじゃなくて入りたいです。入れるって決まっていたら面白くないし。」
リアル 「柏倉君にとってバスケとは」
柏倉 「一言では言い表せないんですけど、今までもそうだし、きっとこれからもなんですけどバスケに携わっていくと思うから、『人生』ですかね。」
リアル 「では最後に、全国のバスケファンに一言」
柏倉 「そうですね、中学、高校、大学とか色々なバスケがあると思うんですけど会場に足を運んでいただければ、何かしら感動はあると思いますし。ついでに僕のプレーをみて(笑)色々感じてってもらえれば嬉しいです。」

Fin

好きな食べ物は
ラーメン。肉。
お酒は好きですか
好き。一週間に一度ぐらい
好きな音楽は
19。ゆず
趣味は
散歩
好きな女性のタイプは
やさしい人
好きなテレビ番組は
「学校へ行こう」のラップのコーナー
好きな漫画
スラムダンク
一番の宝物
ジュニア時代のユニフォーム
座右の銘
「反省はしてもいいが後悔はしてはいけない。」
携帯の着メロ
19の「あの紙ヒコーキくもり空わって」
今一番欲しいもの
大学でのタイトル
自分の長所と短所
長所:プラス志向 短所:怒りっぽい
自分を動物にたとえると
猿。
願い事がひとつかなうとしたら
NBAに入りたい。
得意な料理は
味噌汁。味噌は仙台味噌。
一番仲の良い選手は
筑波のみんなとか。
明日この世の終わりだったらどうする
大事な人たちと一緒にいたい。
バスケをしてなかったら何をしてた
普通の人。
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