#3HITORIGOTO

久しぶりにバスケをした。

 

何年か前までは良く通っていた区民体育館で、夕方6時ぐらいから学校帰りの中学生から大学生、子供連れの女性、仕事終わりのサラリーマン、老若男女あらゆる年齢層の人が気軽にバスケを楽しんでいる空間である。
そこの体育館ではコートを2面使うことができ、片方のコートではシュート練習等、一人一人が自由にバスケットを楽しみ、もう一方では若者が中心になって試合をしている。
試合をしているメンバーは大学生程の年齢層が中心で、全国大会に出場経験がある高校出身の選手や、現在大学リーグの2部で活躍する選手など、この場所で知り合った人々が、それなりにレベルの高いバスケットをしている。

 

その若者の中で、一際声を張り上げている人物がいる。
よく見ると、顔には初老のいくつの”しわ”が、頭髪には白髪が所々混じっている男性で、おそらく50歳代ぐらいと思われる。しかしその表情、体つき、動きは他の若者達と一緒で、「おやっさん」と回りから呼ばれ、慕われていた。

 

「カレンダーにね、まずバスケの予定を入れるんだよ。そしたらそれに合わせて他の用事や仕事を合わせるんだ。今までずーと、そうやってきたね。」
と帰りの更衣室の中、汗だくのTシャツを脱ぎながら気さくな口調で、そう話してくれた。
今でも週に1度は、こうやって自らバスケをし、週に2~3日はミニバスチームのコーチとして小学生にバスケットボールを教える日々を送っていると言う。

 

先日、引退したマイケル・ジョーダン、そしてこの体育館の「おやっさん」。
どこか、同じ雰囲気を感じた。

 

fin

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