#3PHOTO ROOM

 法政大学は25年ぶり5回目の優勝。
 決勝戦終了後、喜びに沸くメンバー。その中で、拍手すらまともにできない選手がいた。#5小川伸也だ。勝利に痛みを忘れ、思いっきり手を合わせると同時に、一瞬苦笑い。しかし、すぐ最高の笑顔に戻った。
 実は、 今大会ベスト5、アシスト王にも輝き、優勝の立役者となった小川だが、準々決勝の対早稲田戦中、左手中指を薄利骨折してしまったのだ。それにもかかわらず、そのまま早稲田戦、続く、準決勝、決勝に出場。決勝では、3ポイントシュート3本中2本を含む、11得点、3アシストと、ケガをみじんも感じさせなかった。特に、まさしく「左手はそえるだけ」の3ポイントシュートは芸術的で、見るものを驚かせた。当の本人はというと、「右手だけでポンと投げちゃいました」と笑っていた。
 今大会MVPを獲った#4山田謙治は、小川の骨折について、「伸也がやるといっていたから、全然心配はしていませんでした」とひょうひょうとコメント。しかし、「伸也のことはホント信用しています。あいつがコートにいると違いますね」と、言いながら、視線を遠くにやった。
 それを小川に伝えると、少し後ろにのけぞりながら「僕も良いパートナーに会えたと思いますよ」と言い、大げさに笑った。「仲間」の信頼の強さが今年の法政の強さを物語る。

 それにしても、小川選手、本当に人柄がいいんです。早稲田戦後、中指負傷のために、病院に行きたいところを、丁寧にインタビューに答えてくれました(その後、薄利骨折だと判明)。どうも、ありがとうございました!!
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