#3EX-REPORT

Winter Cup 2002 開幕!

大会最終日~1月7日vol2

バスケットボール界の一年が終わった。

男子優勝、洛南高校。 女子優勝、北陸高校。

今年は、いわゆる「いつもの顔ぶれ」ではない。 男子で言えば、能代工業。女子で言えば桜花学園など。

この優勝した2チームにはあるひとつの共通点があった。 「精神的支柱」の存在だ。

常葉#4山田、洛南#5名本。 実際に決勝を見て、 私の目には、この2人がもっとも印象的に映った。

声を張り上げ、コート上で仲間を鼓舞し、 時には自ら点を取りに行き、チームの危機を打開する。 この力がチームを優勝に導いた。

来年は高校バスケットボール界はまったく予想ができない。 だが様々なドラマが待っている事には違いない

大会最終日~1月7日vol1

今日の結果

女子
3位決定戦-昭和学院(63-51)聖カタリナ
決勝戦-常葉学園(65-54)中村学園女子

男子
3位決定戦-能代工業(84-82)福岡大大濠
決勝戦-洛南(61-59)北陸

男子
優勝:洛南
準優勝:北陸
3位:能代工
4位:福岡大大濠

女子
優勝:常葉学園
準優勝:中村学園女子
3位:昭和学院
4位:聖カタリナ女子

3年間の集大成の大会。 いや彼女たちにとっては6年間だったのだ。

常葉学園の#4山田・#5三浦・#6櫻田・#7安本 は中学時代からの同級生。

#6櫻田は言った「中学2年のとき全中の決勝で 負けて、その悔しさをバネに中学3年の時に優勝 を目指したがベスト8で終わったしまった。 その時の悔しさが今年の集大成になった」

#5三浦は「中村の#4の選手は中学の時から いつもマークしている選手でした。だから今日も 絶対にとめてやろうと思いました」と。

今日の試合、キャプテンとして、プレイヤーとして チームを逆転優勝に導いた#4山田は「キャプテン としてチームを引っ張っていかなくてはと思っていた その気持ちが(逆転した)4ピリオドの始めにでて良 かった。」と。

この仲間と一緒に優勝できたことが嬉しいと話してく れた彼女たちはこれから、それぞれの道を歩んでいく。 6年間と言う時を経て。

大会4日目~1月6日

今日の結果

女子
第1試合-常葉学園(78-65)聖カタリナ
第2試合-中村学園女子(66-44)昭和学院

男子
第3試合-洛南(73-71)能代工業
第4試合-北陸(71-58)福岡大大濠

今日から代々木第二体育館。 観客の数がもの凄い。
席はほとんど埋まり立ち見客が会場を包む。 そのため入場規制も行われたらしく なかなか会場に入れなかったお客さんもいたようだ。

ものすごい試合だった。 洛南vs能代工業だ。

能代工業は#9北向という彗星のごとく現れた選手 を中心にここまで勝ち上がってきた。 洛南の調子は今ひとつといった感じだった。今日までは。

試合が始まると能代は思うようにシュートが入らず 洛南のゆっくりとした。ペースにはまる。 第1Qが終わり、洛南10-能代7。 信じられないくらいのロースコアだ。

第2Qも依然、洛南のペース。#5名本の3Pが 効果的にきまると、竹内兄弟のブロックショットが火を噴く。

第3Qから次第に能代がペースをつかみ出し第3Q終了。 終了時点で洛南49-能代47。

第4Qは壮絶な戦いになった。 能代工業は#5高久のゴール下や#9北向の1on1 で差をつめ、残り5分で洛南54-55能代と逆転した。 ここから一進一退の攻防が続く。

残り一分で能代#5高久が5ファールでファールアウト。 この時点で洛南70-66能代。 1分で4点差は厳しいかと思われたが、能代#8高橋 のレイアップシュートを決め洛南70-68能代。 洛南は能代からファールをもらいフリースロー。 #5名本は2本とも決め洛南72-68能代と再び4点差。

しかし能代はあきらめない。残り13秒で#7内海が 放った3Pは見事にゴールを射抜き、洛南72-71で1点差。 だが能代は直後、またもファウルをしてしまい 洛南のフリースロー。

ここで1本決め、得点は洛南73-71能代。 能代は残り2秒で#9北向が逆転を狙う3Pを放つが そのボールはリングに弾かれた。

試合終了後観客席からは惜しみない拍手が両チーム に送られた。

PS:TV中継をしていたJスカイスポーツのスタッフの皆様へ

どうですか?バスケって面白いでしょう。

大会3日目~1月5日

男女ともベスト4が出揃う。

男子
□北陸
■能代工業
□洛南
■福岡大大濠

女子
■常葉学園
□中村学園女子
■昭和学院
□聖カタリナ女子

桜花学園が負けた。。。 富岡が負けた。。。。

昨年度の女子のベスト4のチームは一校もいない。

男女8校はあと2日、代々木で最後の花を咲かす。

大会2日目~1月4日

今日、観客からの一番の大きな歓声と拍手は、試合終了6秒前にある選手が5ファールで退場した時に送られたものだった。

試合は男子第二回戦、京都府代表「洛南高校」vs愛知県代表「愛知産業大工業」(以後、愛産大工)の試合だった。 結果から言ってしまえば優勝候補の一角の洛南高校が82対71、11点差で勝利した。だがこの試合は結果の数字だけでは語れない。

観戦していた人に、この試合印象に残った人を誰ですか?と言う質問をすれば、ほとんどの人がこう答えるだろう。 「青の15番の選手」と。 それは愛産大工#15の伊藤選手。 身長はあまり大きくなく、例えるならば、言い方は悪いが坊主頭のやんちゃ小僧といった風貌だ。

彼のプレーは、彼の気持ちは、会場全体を包んだ。

相手は国体を制している王者「洛南」。彼はそれにひるむどころか、王者「洛南」は彼を止められなかった。 1対1からのドライブ、さらにドライブからのパス。最終的に30点近くものゴールを決めた。

しかしこれ程会場を魅了したのは、ただ点をたくさん決めたからではない。 ルーズボールに対する飛び込みや、相手に点を取られたときの悔しそうな表情。 何のためでもない、誰のためでもない、彼の純粋なる「勝ちたい」という気持ちが観客の心を動かしたに違いない。

彼には今日の出来事を忘れないでいて欲しい。 その歓声と、その気持ちを。

fin

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